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訪日客・海外進出を区別しないコミュニケーションでグローバルブランドへ

メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」はネット通販のほか、現在は630店舗以上で取り扱われている。中国・韓国・台湾へも進出した。グローバルブランドへの道を着実に歩んでいる。

バルクオムは5月21日から、俳優の窪塚洋介さんを起用した広告を展開している

EC発メンズスキンケアブランド 実店舗や海外へも拡大

メンズスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」は3月2日、韓国で正式に販売を開始した。取り扱い店は、新羅免税店やギャラリア免税店ほか。順次、百貨店を中心に展開する予定。

韓国事業の担当者は2人。1名が韓国人、もう1名が日韓ハーフとなります。この2名は現地の若者の態度変容の思考回路もある程度は理解しているものの、まだいろいろなプロモーションを試し、勝ち筋パターンを模索している段階です。小さな失敗は許容し、テストマーケティングしながら高速でPDCAを回し、事業を前進させるように伝えています。

社名はブランド名と同じバルクオム。役員5人、社員18人、契約社員1人、アルバイト2人の合計26人で、「メンズスキンケアブランド世界シェアNo.1」とのビジョンを追う。現在の売上高は非公開だが、2017年度の売上高は2015年比で約6倍に伸長した。取り扱い店舗数も2年前と比べ、5倍に増えているという。

「BULK HOMME」は洗顔料、化粧水、乳液といったラインナップで2013年4月に発売。その後、美容液マスクや日焼け止め、ボディウオッシュなどが加わった。当初は通販専門商品で、現在でも売り上げ構成比では通販が70%を占める。その内訳は、自社Eコマース(EC)が50%、Amazon.co.jpでの販売が20%。そして、残りの3割が店舗への卸売だ。

実店舗では、ことし5月現在、630店舗以上で取り扱われている。

店舗数の割合が多いのは、ロフト、東急ハンズなどのバラエティショップ。次に全国の美容室、ほかに化粧品専門店、アパレルショップ、一部コンビニ、免税店、家電量販店となる。

ヘアサロンの販売取り扱いは約200サロンほど。スパ、ジム、ホテルなどでは、アメニティとして扱いを増やしている。アメニティビジネスは昨年12月からテストマーケティング的に営業しており、現時点での取引先数は合計10カ所ほど。

ホテルへのアメニティ導入案件は複数決定しており、今後コンセプトホテル、デザイナーズホテル、ラグジュアリーホテル等へのアメニティ導入を強化するという。

アメニティビジネスのオフライン接点は、「BULK HOMME」を知らない、使ったことがない人へアプローチできる場となる。

「入浴や宿泊といった生活動線上に接点を設けることで自然に商品を手にし、試用いただけます。そこで当社製品の良さを実感した後にオンライン購入につながるケースも出てきています。まだ売り上げへのインパクトはありませんが、リアル接触による認知効果は大きいと思います。今後アメニティ導入の展開規模が大きくなれば売上への貢献もわかりやすく出てくるはずです」

海外にはこの度の韓国だけでなく、2017年6月には台湾に進出。ほかに中国でも販売している。これらの市場は、日本を訪れる観光客の中でも、構成比率が高いが、バルクオムでは、どのような訪日客施策を打っているのだろうか …

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