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今治タオル、地区産品を中心に地域ブランドを確立

公開日:2017年12月26日

消費者の価値観やライフスタイルが多様化するに伴い、消費者にアプローチする手段も多様化の一途をたどる現代。どんなターゲットに対し、どんなメディアを使って、どんなコミュニケーションを行えばよいのか。マーケターは、目の前に広がる多様な可能性の中から、自らの意思で選択・決断することが求められています。そしてリスクをとって決断し、挑戦し続けるマーケターは、企業・ブランドの新しい価値づくりに大きく貢献しています。

11月15日・16日の2日間にわたって開催された宣伝会議サミットのテーマは「マーケターの決断が、企業を進化させる!」。先進企業・ブランドのマーケターの講演を通じて、今の時代に求められるコミュニケーション設計のあり方や、戦略策定における意思決定基準の定め方のヒントを探りました。

「今治タオルファクトリー」をコンセプトとした愛媛県今治市の本店。

クリエイティブの力で地域産業を再生させる!

瀬戸内海を臨み、交通の要所として知られる愛媛県・今治市は、ここ数年で大躍進をみせている「今治タオル」の産地でもある。「今治タオル組合」はかつて500社以上をまとめていたが、経営不振によるメーカーの倒産、安価な輸入品の流入によるシェアの減少により、2006年には145社にまで縮小。輸入タオルの規制のため繊維セーフガードを要請するも3年後には打ち切りとなり、今治のタオル産業は窮地に立たされることになった。

そんな状況を打破すべく、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏とともに2006年に開始したのが「今治タオルブランドプロジェクト」だ。2008年頃に国産品の安全性が見直されたこと、地方創生の事例として多数のテレビ番組で取り上げられたことによって、認知が少しずつ広まり、今では90社以上が参画するプロジェクトへと成長した …

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