思わず座って確認 商品に語らせる「技術の見える化」

公開日:2017年11月26日


様々な技術を盛り込んだ多機能商品や高機能商品を店頭ツールで訴求することは、なかなか困難である。まず語りたいことが多く、またそれぞれの機能説明を買い物客に分かりやすく言い換えるのも大変だ。どうしても訴求内容のボリュームが増えてしまい、店頭ですぐに理解できない難解なツールになってしまうことも多い。

過去には複雑な機能をシンプルなコピーひとつで表現し、大きく売り上げアップに貢献した店頭ツールの事例もあるが、秀逸なコピーやデザイン表現を思いつくとも限らない。今回は、このような高い技術力で開発された商品訴求を、明快に買い物客へアピールすることに成功している事例の紹介である。

ピーエーエスの「p!nto」シリーズは、同社の独自技術である「3次元立体構造システムエスリーム技術」によって開発されたクッションだ。この技術は身体へ、本来あるべき骨の配列、筋肉のバランスを伝え、負担の少ない最も自然な状態を作り出す立体構造のことである。

このクッションを椅子に乗せて座ると身体に沿うような感覚を覚え、座ったままで事務作業などをした際、身体の軸がぶれずに無駄のない動作が行え、姿勢を正したときには様々な身体の動きをリセットできるという ...

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