スポーツシーンから日常生活まで、人々のさまざまな動き(MOVE)に着目し、ユニクロの「LifeWear」としての価値を提案している「UNIQLO MOVE(ユニクロムーブ)」。オープンから半年経ったいま、通常の店舗との違いや店舗を起点にした取り組みについて聞いた。

外観の様子。
ユニクロがことし3月、新宿髙島屋の8階に出店した「UNIQLO MOVE」。「日常をより快適に、アクティブに」をテーマにした店舗で、スポーツに適した機能性と日常的に着られるデザイン性を両立した「UNIQLO SPORT」の商品群や、既存のユニクロのカジュアルアイテムなどを常時60点ほどそろえ、これらを組み合わせて提案している。売り場面積は約75坪。店内のあちらこちらに、さまざまなスポーツシーンをイメージできる内装を施した点も特徴的だ。
この店の位置づけや展開意図について、PR担当者は「近年、アスレジャー(アスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合わせた造語)が、ファッショントレンドとして注目を集め、スポーツがより身近に、人々の生活に溶け込んできています。そのため、アパレルでもスポーツとふだん着の境界が薄れている。そうした背景から、当社では、競技としてのスポーツから日常生活におけるさまざまな体の動きまで、広い意味での動き(MOVE)に焦点を当てました。単に売り上げを高めていくだけでなく、新しいお客さまとの接点となる場や、情報発信の場として生かしていきたい」と話す。
オープンからの成果や反響について、店長の山本健尊氏は、「スポーツエントリー層の方が多く、新規のお客さまとの接点を持つことができています。みなさん目的を持って来店され、通常の店舗と比べても、リピート率が高いです。アンバサダーモデルなどの限定販売商品、先行販売商品などが人気です」と話す ...