システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

販促担当者ガイドブック2017

「日清 どん兵衛」に学ぶ売上に貢献するWebキャンペーン

  • 安武雅之(日清食品ホールディングス)

日清食品の「どん兵衛」は、大胆なWebキャンペーン企画を次々に実施している。一連のWeb施策が大きな反響を呼び、主力商品にも関わらず売り上げ150%を記録した。「どん兵衛」の企画担当者に、成功のコツを聞いた。

    【担当者の悩み】

  • Webキャンペーンが、認知度向上や売り上げ増にうまくつながらない…

決め手は、「商品が主役か」「露出のイメージが描けるか」

「どん兵衛」は、若年層向けのプロモーションツールのひとつとしてWebを活用している。企画採用の決め手は話題になるかどうかだけではなく、「商品が主役になっているか」「露出のイメージが明確に描けるか」も重視する。この2点をクリアし、売り上げにつながるような良案に行きつくまで、広告会社に時間の許す限り再提案を求めることもある。

企画では、「その商品らしさ」を失わないようにしなければならない。「どん兵衛」は「スマートさからはほど遠いものの、筋を曲げない頑固さ、正直さ」というブランドアイデンティティを持っている。「どん兵衛」らしい企画について日清食品 宣伝部の安武雅之係長は、「すごいけれど格好良すぎず、どこか突っ込みどころのあるイメージ。そうした商品イメージと企画が近いほど、成功に近づける」と語る。

企画をひとことで言い表せるかどうかも、イメージのしやすさや、話題のしやすさという点において重要となる。たとえば「10分どん兵衛」であれば「おわび」、「どん二郎」であれば「ラーメン二郎へのラブレター」など。

「10分どん兵衛」は、お湯を入れてからの待ち時間を通常の5分ではなく10分にするだけで、違ったおいしさが味わえるとソーシャルメディアで話題になったことから生まれた企画。Webサイト上で日清食品が「10分どん兵衛」のおいしさを知らなかったことを詫び、話題の火付け役であるタレントのマキタスポーツ氏と「どん兵衛」のブランドマネージャーが対談を行い、その模様を記事にした ...

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

販促担当者ガイドブック2017

アナログ編
デジタル全盛時代でもPOPやカタログ、パンフレットなどの販促ツールはいまだ大きな味方です。制作の判断基準やゴールイメージの共有、クオリティ・コントロールまで迷子にならないディレクションについて紹介します。

デジタル編
テクノロジーの進歩により、つい“手法ありき”の施策に陥ってしまいがちのデジタル販促。売り上げ拡大やブランド向上のためのあくまでひとつの手段としてデジタルをどう活用すべきか。改めて基本を押えます。