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人口7万人弱の地方クラブが生き残るための唯一にして王道の集客術

スポーツチームの「集客施策」は、小売業やサービス業でも応用が利くはず。今月は、2016年のJ1優勝チームで、リーグ最多タイトル数を誇る鹿島アントラーズの集客術を聞いた。

勝利こそ最強の集客コンテンツ 仕事の"定義"が結果を左右する

鹿島アントラーズの本拠地、茨城県鹿嶋市の人口は約6万6000人。公共交通の利便性も良いとは言えず、「陸の孤島」と揶揄されることもある。

ホームタウンは同市のほか、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市からなるが、5市合計でも人口は28万人に満たない。「地域に根差したクラブ経営の軸となるマーケットとしては非常に小さい」と、同クラブ・事業部マーケティンググループ長の春日洋平氏は言う。

だが、100万人が暮らす都市に本拠地を置くようなクラブと前提条件が全く異なる環境下でも、スタジアムには毎週末にリーグ平均を上回る約2万人が集まる。集客を成り立たせているのは「単純ながら、どこよりも勝利の喜びを届けられているから。勝つことが何よりも集客の原動力になる」と春日氏は語る。

スタジアム来場者の半数は、首都圏を中心とする県外から訪れる。「弱いチームを見るために遠くまで来ることはない」というように、勝敗は死活問題に直結する。7年ぶり8度目のリーグ優勝となった2016年は、平均1万9103人で前年比2680人増だった…

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