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地元では圧倒的知名度 指名買いされるブランドに

ユニークかつ効果的なプロモーションを展開する企業のトップに、どのような視点で販促を考え、展開しているのかを聞く。

創業から120年近い歴史を持つ和菓子の老舗、米屋。当初は、成田山新勝寺の参詣者を対象に商売をしていたが、徐々に取り扱い商品と商圏を拡大。いまや千葉エリアにおいて知らない人はいないほどの圧倒的な知名度を誇り、人気の和菓子ブランドに成長した。

米屋 代表取締役社長 諸岡良和(もろおか・よしかず)氏
千葉県成田市生まれ。1997年3月専修大学経営学部卒。2000年1月に米屋に入社し、2010年5月常務取締役に就任。2015年5月、代表取締役社長に就任。

成田山参拝客を対象に栗羊羹を日本で最初に商品化

初詣の時期には300万人近い参拝者を集める、千葉県・成田山新勝寺。米屋は、その表参道にどっしりとした蔵作り風の總本店を構える。店舗には、ひっきりなしにお客が訪れ、店内は活気があふれている。成田山の参詣者だけでなく、千葉エリアにおいて圧倒的知名度がある。

創業は1899(明治32)年。創業当初は米穀を扱っていたが、成田山へ詣でる人を相手に、参詣土産として羊羹の中に栗を入れた栗羊羹を開発、販売を行っていた。

その後、徐々に店舗数を拡大させ、現在は千葉エリアを中心に、總本店以外にロードサイドに15の直営店舗、ショッピングセンターや百貨店などにおいて13のインストアショップを展開している。取り扱い商品も羊羹だけではなく、どら焼きや最中など、和菓子全般を扱うようになった。

ちなみに、栗羊羹は和菓子の代表的商品のひとつで、現在は多くの和菓子メーカーが製造・販売しているが、最も早く商品化したのが米屋だと言われている。

米屋總本店
蔵作り風のデザインが印象的な建物。終日、多くのお客で賑わう。店内では商品の販売を行うだけでなく、成田山の参拝で疲れたからだを休めることができるよう休憩スペースも広くとってある。お菓子教室などのイベントは、2階で開催されている。

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