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企画では「配慮」を欠かすな 絶好調カープの集客術とは

公開日:2016年11月24日

スポーツチームの「集客施策」は、小売業やサービス業でも応用が利くはず。今月は、「カープ女子」という言葉が生まれるなど、幅広くファンを獲得している「広島東洋カープ」の集客術を紹介する。

キーワードは親子3世代の輪

2009年に竣工したホーム球場「マツダスタジアム」は収容人数3万3000人。今シーズンは早々にリーグ優勝が確実視されたことで、8月初旬ころから常時9割近い来場率を記録した。

もともと広島東洋カープは、プロ野球チームで唯一「親会社」を持たず独自の経営をしている市民球団。他球団と比べても潤沢な資金があるわけではないため、集客施策一つひとつにも工夫が必要だ。

「キーワードは家族3世代の輪です。小さな子どもでも楽しめる企画を実施することで、親御さんあるいはおじいちゃん、おばあちゃんにも来てもらえるようにしています。企画内容は目新しさが求められていて、理屈ではなく、とにかく来場者に楽しんでもらえるようにアイデアを重視しています」と入場券部部長の島井誠氏。

人気のイベントは、来場者に相手チームをモチーフにしたオリジナル応援グッズをプレゼントする「赤いシリーズ」企画。昨年好評だった企画をことしも開催した。

例えば東京ヤクルトスワローズ戦では、「赤いミニ傘」を入場口で配布し、相手チームの応援を体験するという企画を実施した。

「応援は、野球観戦の醍醐味のひとつ。『相手チームの応援も気になるし ...

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