訪日外国人客は「いつ」「どこ」にいる?

公開日:2016年9月12日

円高の影響を受け、いわゆる「爆買い」に一服感のある訪日客需要。来日数自体もかつてのように急伸してはいないものの、毎月2ケタ増で推移している。いまこそ、積極的にアプローチすることが重要だ。それは2020年、最も大きな波が来るときへの布石にもなるはずだ。

近くても観光客は別?
浅草とスカイツリー

ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供するアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」。3月末時点でダウンロード数は累計150万回を超える。利用者の9割が訪日外国人で、国籍別では65%がアジア圏。8月22日に刷新し、メインメニューで、オススメ情報、人気ランキング、近隣情報などを紹介するようになった。

受け入れ体制を整えるためには、訪日客が、いつ、どこにいて、どんな人なのか、を知る必要がある。そこで今回は、ワイヤ・アンド・ワイヤレスに取材し、同社が提供する訪日外国人動態分析サービス「インバウンドレーダー」で簡単な分析を行ってもらった。対象は、訪日外国人向け無料Wi-Fiアプリ「TRAVELJAPAN Wi-Fi」を利用する訪日客。

では、時間帯別の浅草エリアや、東京スカイツリー(東京・墨田)を見てみよう。双方とも訪日外国人観光客に人気のスポット。徒歩でも30分かからずに行ける距離だ。

浅草の仲見世は早ければ朝7時に開く店があるため …

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最新テクノロジーを駆使した、消費者向けの体験イベントや、インターネット広告など、 「消費者が買いたくなる」ための手法は、数えきれないほど多くある。けれど、コミュニケーションの基本は「言葉」だ。
あらためて「セルスコピー」に立ち返ってみると、そこには今後のプロモーションの新たな指針が見えてきた。