1玉5000円のパイナップル 離島のマイナスをプラスに

公開日:2016年2月28日

物流コストや気象災害リスクが大きい離島は、農業に適さないと言われる。しかし、そんな過酷な環境を逆手に取り、強い農畜産品ブランドを築いた先駆者が石垣島にいる。

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やえやまファームは沖縄・石垣島でオーガニック・高付加価値型の農業を展開している。パイナップルを中心にバナナや島生姜、ハーブ、さらには豚や牛を生産し、加工や販売も自社で手がける、完全六次産業化の事業を推進する。厳選した完熟パイナップルは1玉4000~5000円、ジュースは1本約3500円。商品は驚くほど高いが、島内店舗のほか、自社ネットショップ、有名百貨店などで飛ぶように売れる。「世界一おいしく、安全で、高価な商品づくり」を、離島という過酷な環境で実現した。

代表取締役の宮谷茂氏は、もともと大阪で …

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