自己満足で終始していたプレゼンから、相手に伝わるプレゼンへ、期待感を高め、企画を「味わってもらう」プレゼンへ――。そんな「三ツ星プレゼン」を実現するためのレシピを解説します。
ジャンプ率で印象づける
前回は、プレゼン資料の要素をランク分けし、メリハリをつける方法を解説しました。今回はそれを視覚的に表現する「文字の扱い方」について掘り下げます。
デザイン用語に“ジャンプ率”という言葉があります。文字のジャンプ率とは、タイトルや見出し、本文といった、ページを構成する各要素における文字サイズの比率のことです。
例えば、タイトル:見出し:本文のサイズを1.4:1.1:1.0にした場合が【図1】、2.4:1.6:1.0にしたのが【図2】です。要素のランクに応じて文字のジャンプ率を変えることで、見出しは見出しらしく、本文は本文らしくなり …