タイ・ミャンマーのキャラクター文化と速攻拡散

公開日:2015年9月15日

ミャンマーの家電キャラクター
タイやミャンマーで人気の家電ブランド「T‐Home Electronics」のキャラクター“Mr.T HOME”。石田大成社がデザインしタイ人のマーケティング担当者が選定。現在ミャンマーで使用されている。企業イメージに沿った色合いで、特に「強くて長持ちステンレス」を表現するためにシルバー色を使ったヒーローとなった。

大衆文化の中でのキャラクター

今やどこでも見ることのできる「キャラクター」。しかし、タイに赴任した6年前を振り返ると、今ほど販促の中でキャラクターが共存していた印象はありません。キャラクターに意味を持たせる文化は、さほど根付いておらず、「かわいい」というだけで良かったものかと思われます(実は日本的なデザインセンスとの違いなどから、タイ発「気持ち悪い」キャラクターも多く生まれていましたが)。

もちろん今の10~20代が生まれた時に、既に支持を得ていたものもあります。「ドラえもん」や「ハローキティ」が良い例です(アメリカ発のコミックヒーロー物なども含めると多々あります)。キャラクターが浸透する背景には、各キャラクターに「性格(=キャラクター)」や物語性が付随し、共感を得たことが挙げられるでしょう。

メディアの変化とキャラクター文化の今

しかしその物語性 …

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