吉野家ホールディングスは顧客への来店促進策として、スマホを活用した新しいサービスを提供する。人工知能搭載型ロイヤリティ・アプリ「TAMECCO」と提携し、クーポンや来店ポイントを自動入手できるサービスを活用するほか、夢の街創造委員会が提供する「お持ち帰り予約システム」を導入し、デジタルオンラインサービスの拡充を図る。

店内にTAMECCOアプリをアピールしたポスターを貼り、認知拡大と新規顧客獲得に取り組む。
ITの積極的な活用で全国“築地1号店”化を推進
吉野家HDはデジタルマーケティング会社タメコと業務提携契約を締結し、4月1日から東京、埼玉の「吉野家」201店舗で試験的に人工知能(AI)搭載型ロイヤリティ・アプリ「TAMECCO」を利用した吉野家独自の来店ポイントや特典、クーポンの配信サービスを開始した。同時に、グループ系列の「はなまる」「どん」「京樽」店舗においても各業態に適した同アプリサービスを展開している。
独自に開発した高度な人工知能を搭載したモバイルアプリを展開するタメコ。同社はスマホ端末機種をほぼ問わない、業界屈指のユーザー行動トラッキング技術を併用することで、アプリの起動も要らず普段通り来店するだけで来店ポイントを自動取得できるほか、ユーザー一人ひとりの好みに合わせた特典やクーポンを取得する利便性の高いサービスを提供している。業務提携の背景について、吉野家 企画本部 宣伝企画 部長の田中安人氏は …