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「お客さまのために」という心が 感動のおもてなしを生み出す

公開日:2015年1月28日

名古屋を中心に、東京・大阪など各地に葬儀会館を展開し、年間1万件以上(直営・FC合計)の葬儀実績を持つ葬儀社「ティア」は、費用の明細が不透明だった業界に、生前見積もりや適正価格の完全開示、明朗会計といった革命を起こしてきた。"日本で一番「ありがとう」と言われる葬儀社"を目指し、現在は直営40店舗、フランチャイズ34店舗の合計74店舗(2012年12月末)を展開する。

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ティア 代表取締役社長 冨安 徳久(とみやす・のりひさ)
1979年、大学の入学式直前に葬儀のアルバイトで感動したのをきっかけに、そのまま葬儀の世界へ入る。81年に東海地方の大手互助会に転職、97年にティアを設立。2006年、名証セントレックスに上場し、中部圏初の葬祭上場企業となる。14年6月、東証一部上場。著書には『人生は与えた分だけ与えられる』(PHP研究所)『ぼくが葬儀屋さんになった理由』(講談社)などがある。

社長にとっての「現場力」とは?

お客さまの「感動」をつくっているのは現場です。私は、現場が最も重要な部署の一つだと思っています。「一件の葬儀を通して、ご遺族や会葬者に感動を与えたい」というのが、当社の目指すところです。ティアの理念である「日本で一番“ありがとう”といわれる葬儀社」を、社員一人ひとりが意識し、ご遺族にとってかけがえのない一日を提供したいと思っています。「ティアという会社の人が、こんな細かなところまで気をつかってくれた」「優しく声をかけてくれて、心が落ち着いた」という記憶は、いざという時、葬儀社を検討する際に「あの会社良かったから、お願いしようか」という形で、呼び起されます。こういった業種で「リピーター」という言葉が適しているかはわかりませんが、何年経っても忘れられないような、感動を残すことが、顧客満足はもちろん、会社のイメージアップにもつながると考えています。ただ、現在、年間で約1万件以上ある葬儀全てに、私一人がかかわることは不可能。そのため、社員が私と同じ志で仕事に向かうことで「感動を与え続ける」ことができます。これこそが、ティアの現場力だと思っています。

多くの社員に向けて、どのような方法で、社長の思いや御社の理念を発信しているのですか?

原始的なやり方ですが「繰り返し」ですね。私自身が社員に話をする「社長セミナー」を定期的に行っています。社員には、3カ月に一度、社長セミナーに参加することを義務付けています。内容は、基本的には「原点回帰」が一番の目的です。なぜ仕事をしているのか。「ご遺族のために」「感動を与えるために」だということを、参加者とともにもう一度確認し、当社の理念と私の考えを、繰り返し話しています。

セミナーを定期的に開催しているということは、社員と接する機会も多いのですね。

どんなに会社が大きくなっても …

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