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都市型消費への対応 コンビニとの差別化を急げ

公開日:2015年1月05日

  • 鈴木孝之氏(プリモ リサーチ ジャパン)

イオンは、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の、首都圏を地盤とするスーパー三社を経営統合し、三社の親会社となる共同持ち株会社「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)」を15年3月に設立すると発表。

消費力のある都市生活者のライフスタイルへの対応を急ぐ

4月の消費税増税に対し、大きな駆け込み需要があったものの、反動減による売り上げの落ち込みは、予想以上に長引いている。

中間決算は、GMSは非常に悪く、赤字または大幅減益、SMは減益となった。GMSは、課題の非食品が足を引っ張り、SMは既存店売り上げで一部に客単価増が見られるものの、客数の減少でほとんど前年割れが続いている。食品部門は他業態との競争が激化する一方で厳しい。特にコンビニとドラッグストアの食品強化の影響が大きかった。

低価格PBの拡大による価格競争は続いているが、価格競争を回避して、付加価値商品の売り上げ拡大に注力する動きは引き続き見られる。セブン&アイ・ホールディングスは、プレミアムPB「セブンゴールド」のアイテムを増やしている。「セブンゴールド」は大手メーカーとの共同開発商品で、メーカー名を表に出していることから低価格商品に対する品質不安、品質志向の高まりに対して上手く対応している。上質志向、プチ贅沢な商品に対する強い反応は、長期間にわたるデフレ下での低価格商品に対して消費者が飽きていることの表れで、消費のトレンドが変わったのだ。

2015年の消費環境は引き続き厳しい。付加価値商品の提供に加えて成長のカギは ...

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