2015年は、戦後70年を迎える。また2月に東京オリンピック大会開催基本計画の策定が予定されており、2020年東京オリンピックに向けて動きだす節目の年といえる。生活者にとっては、グローバルな視点で日本や地域、歴史を見直し、また生活歳事を自分らしく楽しみながら新しい消費価値を生み出す年となりそうだ。
上半期
「北陸新幹線」「地域×歴史イベント」「なでしこジャパン」「生活歳事」
北陸新幹線長野~金沢間開業

北陸新幹線、長野~金沢間が開業する。
3月14日(土)に北陸新幹線長野~金沢間が開業する。4月29日(水・祝)には、のと鉄道が観光列車を運行する。能登地方は、3月30日(月)から放送開始のNHK連続テレビ小説『まれ』の舞台にもなる。また、北陸新幹線が停車する長野では、善光寺で4月5日(日)から5月31日(日)まで、数え年で7年に一度の御開帳が行なわれる。春からゴールデンウィークは“北陸新幹線”に注目が集まる。
歴史×地域イベント
1 徳川家康400回忌
静岡市や浜松市(静岡県)、岡崎市(愛知県)を中心に「徳川家康公顕彰四百年記念事業」のイベントが開催。また日光東照宮(栃木県)では400年式年大祭が開かれる。大阪では2014年から引き続き「大坂の陣400年天下一祭」が開催されており、地域と歴史をクロスしたイベントが目立つ。
2 NHK大河ドラマ『花燃ゆ』
1月4日(日)放送開始のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公は吉田松陰の妹・文。主人公が生まれ育った山口県萩市など、ゆかりの地でイベント実施の予定。
3 世界遺産関連イベントは姫路、九州・山口
姫路城は大天守修理を終え、3月27日(金)にグランドオープンする。また6月頃には「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地域」(鹿児島、福岡、静岡など8県)の世界遺産登録の可否が決まる。「軍艦島」として知られる端島炭鉱(長崎県)や薩摩藩の工場群跡・旧集成館(鹿児島県)など幕末から明治期の近代化の原動力となった炭鉱、製鉄、造船などの産業遺産で構成されており、関連する地域や歴史が注目される。
女子サッカーのワールドカップ
6月6日(土)~7月5日(日) ...