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訪日客の拡大で再評価、京王百貨店

海外ブランドがひしめく百貨店とは異なり、国内ブランドが多い京王百貨店。だが海外客にとっては、それが「メイド・イン・ジャパン」の品が効率よく購入できる場所として映る。

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免税カウンターでついで買い
2020年の東京オリンピック開催時にも対応できるようにと、床面積を広くとった。休憩スペースにも、免税品を配置し、ついで買いを促している。

弱みを強みに転換

京王百貨店では、1年ほど前から、営業企画部で、訪日観光客の受け入れ対応と集客施策を強化している。

「売り場にこうした転機が訪れるとは、少し前までは想像もしていなかった」と営業企画部長の大江弘祥氏は振り返る。京王百貨店は、50年前に新宿店を開店し、京王線沿線に大型店2店舗とサテライト店などを展開。テナントは、競合百貨店と比較すると日本ブランドが多い。国内客にとっては、国内外のブランドが取りそろえられた売り場は魅力的だが、旅費をかけて来日し買い物を楽しみたい外国人旅行客にとっては、「メイド・イン・ジャパン」がそろう京王百貨店の売り場が好評だ。

免税制度改正後14年10月は、免税品の売り上げが前年の2.5倍。新たな免税対象品となった化粧品についても、日本ブランドを多く取りそろえ、また売り場スペースも他の百貨店に比べ広い。こうした売り場構成を「強み」ととらえ、ゆっくりと日本製の商品を購入できる場所として、訪日客へのアピールが始まっている。

免税カウンターで商品訴求

14年9月には、新宿店の免税カウンターをそれまでの3席から10席に拡大した。休憩スペースもとり、外貨両替機も設置している。

訪日客は ...

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