イオンが進めるO2O、オムニチャネル戦略―販促・集客メディアフォーラム2014レポート(1)

公開日:2014年10月27日

企業のプロモーション成功事例の講演や、販売促進のノウハウを持つ企業のブース展示などを行うイベント「販促・集客メディアフォーラム2014」(主催・宣伝会議)が9月3日、4日、東京国際フォーラムで開かれ、2日間で6217人が来場しました。ここでは、セミナーの一部を紹介します。

イオンリテール 執行役員 オムニチャネル推進本部長 森永 和也氏

オムニチャネル推進の狙い

これまでの当社のビジネスモデルは、店舗をつくり、お客さまに足を運んでいただき、お代をいただくというものでした。現在は、そのモデルを転換するため、「コト」「モノ」「ネット」を軸とし、オムニチャネルに取り組んでいます。店舗とネットとをシームレスにつなぎ、お客さまが商品に触れる機会を増やしていくこと、そしてロイヤルカスタマーを増やすことが、オムニチャネル推進の狙いです。

現在もこれからも絶対に変わらないのは「買い物を楽しむために店舗に来ていただく」ということ。最近は来店自体を楽しんでいただくため、ショッピングセンター内で金融や医療のサービスを提供したり、レストランや休憩スペースの充実に力を入れたりしています。

来店動機を高めるアプリ

オムニチャネルの具体的な施策のひとつとして、商品やセールスの情報を集めたポータルサイト「AEONおトク!」をスタートさせました。このサイトを活用したプロモーションの一つに…

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