
会場の有楽町駅前広場には、「透明すぎるイカ」で知られる佐賀県呼子町のゆるキャラ「ケンちゃんサキちゃん」が登場。買い物客やビジネスパーソンの注目を集めた。
佐賀県×宝島社「佐賀県 美人の湯」
大寒の日の1月20日から二日間、JR 有楽町駅前に、佐賀県「嬉野温泉」を使った足湯が登場した。これは、佐賀県が昨年7月、東京エリアに住む30代中心の女性に向けて立ち上げた情報発信プロジェクト「FACTORY SAGA(ファクトリーサガ)」の一環として行われたPRイベント。同プロジェクトでは宝島社の女性誌『InRed(インレッド)』『steady.(ステディ.)』とコラボレーションし、特産物のプロデュースや商品開発などを行っている。
今回のイベントでは、現地から運んできた1トンの温泉で足湯を設置し、来場者に佐賀県産の日本酒を無料で提供。同県ならではの"おもてなし"として、佐賀の酒蔵の"イケメン蔵人"が有田焼のおちょこを使い、解説付きでサーブした。
佐賀県 統括本部危機管理・広報課の金子 暖氏は同イベントの狙いについて、「佐賀には日本酒やいか、いちご、有田焼など魅力的なコンテンツが豊富にあるが、これらと県自体のイメージが結び付いていないことが課題だった。東京の女性に、佐賀県の魅力的なモノ・コトに触れてもらうきっかけづくりを目指した」と話す。
また、今回のイベントは、翌22日~28日に銀座三越で開催された「佐賀フェア」のPRも兼ねていたため、同フェアの販売商品である『steady.』とのコラボスイーツも無料で提供。銀座・有楽町エリアの買い物客に対する、フェアへの興味喚起につながったという。