長い歴史を持つサントリーホールディングスのグループ社内報『まど』。社内コミュニケーションのあり方が多様化する中、なぜ同社は「紙の社内報」に重きを置き続けるのか。インターナルコミュニケーションにおいて社内報が果たす役割と進化について聞いた。
DATA | |
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企業名 | サントリーホールディングス |
創業年 | 1899年(設立:2009年) |
従業員数 | 4万1357名(2024年12月31日現在) |
施策の管轄部門・人数 | 広報部社内コミュニケーショングループ6名 |
施策における ポイント
ウェブメディアを中心に後発の社内コミュニケーションツールが生まれるなかで、各媒体の特性と役割を整理し、「紙の社内報」ならではのコンテンツを制作。「今、従業員が知っておくべきこと」を発信している。
サントリーホールディングスが発行している社内報『まど』の歴史は長い。1934年に創刊し、1955年に社内公募により現在の名称になって以来、変わらぬ誌名とロゴで発刊され続け、昨年、創刊90周年を迎えた。
90年以上の歴史のなかで『まど』は社内報関連のアワードで数々の受賞歴を持つ。現在は年4回の季刊誌となっており、発行部数は約2万1000部。国内従業員および海外駐在員、OB・OG会会員に送付している。
世界中に...