【未来社会のデザインを推進するクリエイターの提言】
多様なジャンルの人々が、境界を越え、共創の力で形にした大阪・関西万博。その舞台裏で催事やパビリオンに関わり、構想を形にしていったクリエイターたちは、制作過程でどんな葛藤があり、どんな未来を見据えているのか。6組の視点で振り返ってもらった。

栗林和明(くりばやし・かずあき)
CHOCOLATEチーフコンテンツオフィサー。映像企画を中心として、空間演出、商品開発、統合コミュニケーション設計を担う。さまざまなエンターテインメントに関わるさまざまな領域の知恵を越境して融合させることに可能性を感じ、その新しいつくり方を実践している。現在劇場アニメ『KILLTUBE』を制作中。
関わったプロジェクト/
シグネチャーパビリオン「いのちの未来」

地面からせり上がるような「いのちの未来」の建築。そのモチーフは「水」と「渚」で、外壁には水が流れている。©FUTURE OF LIFE / EXPO2025
「安易な“未来っぽさ”は排除した」
石黒浩プロデューサーのシグネチャーパビリオン「いのちの未来」で、来場者が未来の社会といのちの在り方を体験し、想像することができる「50年後の未来」を担当しました。具体的には展示シナリオ開発や演出のクリエイティブディレクション...