【未来社会のデザインを推進するクリエイターの提言】
多様なジャンルの人々が、境界を越え、共創の力で形にした大阪・関西万博。その舞台裏で催事やパビリオンに関わり、構想を形にしていったクリエイターたちは、制作過程でどんな葛藤があり、どんな未来を見据えているのか。6組の視点で振り返ってもらった。

馬場鑑平(ばば・かんぺい)
2002年バスキュールにプログラマとして入社後、クリエイティブディレクターに転身。さまざまなインタラクティブコンテンツの企画開発を行う。近年は、新たな都市体験を創出する「TOKYO NODE LAB」、宇宙と地上をつなぐスタジオ「KIBO 宇宙放送局」に携わる。
関わったプロジェクト/
シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」

アニメーション監督/メカニックデザイナー/ビジョンクリエイターの河森正治さんによるシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の外観。
“いのちそのものを浴びる”体験
河森正治さんによるシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」において、7つのコンテンツのうち3つの展示の企画制作を行いました。
超時空シアター「499秒わたしの合体」は、現実と仮想空間が融合する専用シアターで30人が同時体験する、いのちをめぐる冒険物語。ヘッドマウントディスプレイを用いた30人同時体験型のプラットフォームを構築し、河森プロデューサーのコンテをもとに、VRとMRが融合した映像・音声演出を行いました...