万博は「伝え方」の実験場 メッセージを伝えるためにクリエイターにできることは

公開日:2025年5月30日

  • 清水幹太(BASSDRUM)

関わったプロジェクト/
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」

「ノモの国」は、ココロを映し出すふしぎな国を参加者が冒険するストーリー。

ZONE4「大空へ」では、イマーシブシアターの体験演出・コンテンツディレクションおよび技術設計とテクニカルディレクションを担当(撮影:河野政人/ナカサアンドパートナーズ)。

制作過程ではゾーンごとの連携が課題に

パナソニックグループパビリオン「ノモの国」では案件初期からのコンテンツ立案に関わりつつ、ZONE4の体験演出・コンテンツディレクションを行い、技術設計とテクニカルディレクションも同時に担当しました。

制作過程では、ゾーンごとの連携が大きな課題となりました。館全体を通して、長く大きな体験を提供することになるパビリオンだったので、各ゾーンを別々のチームで担当して制作することになったためです。

ゆえに、実際に建物が建ち、設営が進む中で、他のゾーンの状況やコンテンツを体験しながら、限られた時間の中で高速に全体理解を深め、館全体の体験が効果的で魅力的になるように、調整を重ねました。こういった制作物の場合、現場での調整時間の確保・スムーズな進行が非常に重要であることを改めて実感しました。

関わったプロジェクト/
「ルクセンブルクパ...

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