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未来を示すデザインものづくり伝統企業のリブランディング

規模は変えずに価値は高める 金属加工メーカーの挑戦

1960年に新潟県燕市で創業し、鍋ややかん、お玉などの台所道具の生産を行ってきた宮﨑製作所。今年創業65周年を迎えたタイミングで、リブランディングを実施。BtoB中心だった事業に新たにBtoCの軸も育てるべくブランド力の強化を図っている。

リブランディング後の第一弾の商品として発売した「ごはん鍋」。すでに全国の45の百貨店で取り扱われることが決定しており、滑り出しは好調だ。自社のECでも販売。

「消費者ともっと近付きたい」

宮﨑製作所は、新潟県燕市で創業。高い金属加工の技術を用いて、デザインから金型製作、プレス加工、研磨工程、検品・出荷に至るまで一貫して自社で台所用品の生産を行ってきた。OEMの受託もしつつ、7つのオリジナルプロダクトシリーズを展開。そのたしかな質やデザインが高く評価され、一部の商品は全国の百貨店でも販売されている。

一見、順調に事業展開をしてきたようだが、実は課題を抱えていた。「ありがたいことに受注量は多いのですが、家族経営ですし工場は拡大できません。また、商品の質を落とさないためにも受注量もこれ以上大幅には増やせません。生産のキャパシティがあるなかで、売上構成比を転換していくことはできな...

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未来を示すデザインものづくり伝統企業のリブランディング

「ものづくり」の伝統企業やブランドが顔つきを変える、いわゆるリブランディングに取り組む際、そこにはあらゆる局面で未来を描き出して伝える、クリエイティブの力が求められています。背景には国内外での市場拡大や経営体制の変更、トップの交代など時代とともにさまざまな変化があり、プロダクトそのものだけでなく企業・ブランドの意志を改めて反映するプロセスの構築こそ重要です。今回はいくつかのプロジェクトを例に、クリエイターからの提案や意思決定の流れに迫ります。