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映像とクリエイティブ 視聴デバイスの多様化で変わる表現

増えるアニメーション広告 テレビCMとSNSに適した表現は?

  • 花田 礼(電通)

昨今、多様な広告主のテレビCMやWebCMで活用が増えるアニメーション表現。その背景や、実際に活用する際のポイントとは?マクドナルド「ポテナゲ」の縦型CMやソフトバンク「神ジューデンガール」篇などを手がける電通の花田礼さんに聞いた。

もはや「アニメーションが有利」

ここ数年、企業が広告映像においてアニメーション表現を用いることが増えているように感じています。Web動画やTikTokなどの縦型動画はもちろん、テレビCMでもその傾向は高まっています。

アニメーションを活用したCMが増えている背景には、若年層が日々触れるSNSにおいて、アニメコンテンツが浸透してきていることが影響しているように思います。それはアニメ番組に限らず、アニメ表現を用いたMVやキャラクター動画などを含めてです。MVはYouTubeやTikTokで人気のコンテンツですが、YOASOBI、Eve、Adoなど若年層に支持されているアーティストのMVの多くは、アニメーション表現を用いています。

そうした若年層のSNS上での接触コンテンツを踏まえると、これは僕の肌感ですが、「アニメーションでないと興味を持てない」という方が増えている気さえしています。特にSNSにおいて、広告は他のコンテンツと横並びで見られ、1秒にも満たないわずかな時間でスキップか否かの判断がされる。"広告的でない"親しみのあるコンテンツの方が見続けてもらえる可能性が高いので、特に若年層向けには、…

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映像とクリエイティブ 視聴デバイスの多様化で変わる表現

縦型などを含めた各SNSでの投稿に特化した表現、サイネージ・車内ビジョン、コネクテッドTVの動画ストリーミング広告など、視聴デバイスに応じた映像表現が広がっている現在。いわゆる短編ドラマ風のブランドムービーだけでなく、MV仕立て、音声ドラマ、AIの活用など表現フォーマットの手段も選択肢も多様になってきました。その中で、課題解決のための映像表現はどのような方向に向かっているのでしょうか。10月から始まる、ブレーン発のオンライン動画コンテスト「BOVA」でも新たに縦型部門を創設するにあたり、課題発表などとあわせてお届けします。