生成AIを広告制作の現場で導入する際に押さえておくべきこととは。生成AIやxR領域でのテクニカルディレクションに携わる岡田太一さんが解説する。
IT大手によるAIのためのASIC開発
前回は現在の生成AIにとっての生命線である、GPUの成り立ちについてNVIDIAを中心にご紹介しましたが、機械学習に使えるのはGPUだけではありません。
GPUはGraphics Prcessing Unitの略であり、その出自はゲーム向けの3Dグラフィックスアクセラレータでした。そのため、テクスチャマッピングやラスタライズなど、3Dグラフィックスに特化した機能を持っています。現在ではそうした機械学習には不要な機能を省き、最適化したASIC(※1)を各社がつくり始めています...