金子國義展 2024

「PLUVIERE」油彩 1967年
2015年3月に金子國義がこの世を去ってから9年。現在の混沌とした社会情勢のなかにも、彼の生きた美しい時代は語り継がれている。その耽美な作品の数々は多方面から再評価を受け、今もなお多くの人を魅了してやまない。本展では貴重な油彩作品をはじめ、ドローイング、版画作品を中心に展示・販売する。崇高なまでに美しいエロティシズムの世界にちりばめられた珠玉のエレガンス――。その美学が詰まった作品世界を楽しむことができる。
Bunkamura Gallery 8/
3月9 ~ 25日
会期中無休
お問い合わせ→ 03-3477-9174
ポーラ ミュージアムアネックス展 2024― 表彰と趣意―

フライヤー
ポーラ ミュージアム アネックス展は、公益財団法人ポーラ美術振興財団が行っている「若手芸術家の在外研修助成」を受けた人々の研修成果を披露する場として毎年開催しているもの。22 回目となる今回は、ポーラ美術館木島俊介前館長の監修のもと「表彰と趣意」と題し、近年の研修員より採択された6名の作品を前後期に分けて紹介する。また3月8日から3日間は、国際的なアートの見本市「アートフェア東京」にも出展。作品の販売も予定している。
ポーラ ミュージアム アネックス
開催中、4月14日まで
3月11~14日休館
お問い合わせ→https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
イヴ・ネッツハマーささめく葉は空気の言問い

イヴ・ネッツハマー《伝記で舌を滑らせる》
2019/2022年
ハウス・コンストルクティーフ(チューリヒ)での展示風景
スイス現代美術の「今」を体現する作家、イヴ・ネッツハマー(1970-)。彼のつくりだす、謎めいて時に痛ましく、けれどもあくまでエレガントな線と形で紡がれる心象世界は、通常の語りの論理を超えて展開するデジタル・アニメーションの映像に自動機械など風変わりなオブジェを掛け合わせたもの。ネッツハマーはこれらの作品によって、世界の起源や自己の根拠をめぐる問いが忘却の淵に押しやられながらもなお明滅する領域を、繊細に描きだしてきた。日本初の個展となる...