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体感メディアの可能性 交通・OOH広告とクリエイターの創造力

コロナ禍経て多様化 2023年ピールオフ広告

ポスターなどに貼付した冊子やカード、商品サンプルなどをはがして持ち帰ることができるピールオフ広告。2023年も増加し、SNSなどで話題を集めることも。ここではユニークな事例などを成果とともに紹介する。


講談社/Palcy
「『マンガにひたろう。』身も心もあたたまる名言入浴剤」

アプリの利用シーンから逆算

講談社の少女・女性マンガのアプリ「Palcy」では9月、湯船でスマートフォンに触れる人が多いことから、"身も心もあたたまる"セリフが載った「名言入浴剤」を提供。大人にも響く少女・女性マンガの名言カードと、漫画の試し読み用のペーパーを同封した、カラフルなピールオフ広告を実施した。全ての入浴剤がはがれると、OOHに各マンガ作品の名シーンが現れる。



目的:デジタル広告ではリーチできない層にアプリで作品を読むきっかけをつくる

ターゲット:子どもの頃に少女・女性マンガを読んでいた20~40代女性と現読者

掲出場所・期間:東急田園都市線渋谷駅B1FA0・A1出口方面道玄坂ハッピーボード・大阪駅中央中2階ジャンボ8・名古屋地下鉄名古屋駅グランドボード(9/4~9/10)

配布数:3カ所で計1000個以上の「名言入浴剤」を配布し、初日に配布終了

  • 企画制作/電通+アドブレーン
  • CD+企画+C/大崎名美映
  • 企画+C/鎌田明里
  • 企画+AD/花木大樹
  • D/小林恵、原田菜帆
  • メディアプランナー/佐藤凱輝、志賀郁雄、橘歩未
  • Pr/高杉蒔、黒木円
  • PM/川島光晶
  • 印刷/松本麻希

アリナミン製薬/ベンザブロックプレミアム、ベンザブロックYASUMO
ピールオフ型広告

CMやSNSキャンペーンとの連動

「ベンザブロックプレミアム」「ベンザブロックYASUMO」は12月、国内3カ所に大型広告を掲出。CMに出演中の岩田剛典、津田健次郎、高橋文哉、賀喜遥香(乃木坂46)の4人のフォトカードを持ち帰れるピールオフ型広告も展開した。同期間には、SNS(X)でこの大型広告に答えが隠された「フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーン」を実施。相乗的な話題化と広がりを目指した。



目的:ブランドの認知と好意度獲得、ソーシャル上での話題化とエンゲージメント獲得

ターゲット:製品の対象となる12歳以上男女

掲出場所・期間:東急田園都市線渋谷駅B1F・道玄坂方面コンコース・大阪駅前地下道中央エリア(12/11~12/17)、JR名古屋駅中央コンコース内イベントスペースグラウンドメディア名古屋(12/12・12/13)

配布数:3カ所で計1925枚配布。全て初日で配布終了

  • 企画制作/マッキャンエリクソン+TYO drive
  • CD/榎本賢治
  • 企画/瀧本良夫
  • C/前田香織
  • AD/佐藤有途
  • Pr/阿部知史
  • PM/武藤佑太、鎌田麗音
  • 撮影/佐々木慎一
  • レタッチ/福永剛志
  • HM/下川真矢
  • ST/渡辺康裕
  • AE/園田智之、木村啓耶、北千夏
  • 出演/綾瀬はるか、岩田剛典、津田健次郎、高橋文哉、賀喜遥香

アース製薬/BARTH
「『泥睡しよう』寝顔募集キャンペーン」

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体感メディアの可能性 交通・OOH広告とクリエイターの創造力

「日本の広告費」においても堅調に推移し、今後の成長が期待される屋外広告・交通広告。特に近年は大型サイネージや3D広告など国内でインパクト型の表現が拡張し、体感メディアとしての可能性が広がっています。同時に「SNS上で一瞬で伝わる」といった話題性の獲得に繋がる企画も次々と登場し、クリエイターにとっては「まだ誰も見たことがない」アイデアや提案力が試される場ともいえるでしょう。今回は2023年に実際に掲出された「一体どうやって実現したの?」と気になる広告の数々などを中心に、制作のプロセスに迫ります。