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「CM表現」を再考するデバイス多様化時代 監督たちの挑み方

制作会社23社のトップが回答 2024年の方針と戦略(6)

クリエイションの最前線を担っている、クリエイティブエージェンシーや制作会社。今回はそのトップや責任者に2024年の方針や戦略を聞きました。映像制作はもちろん、AIやxRへの対応やクリエイティブへの原点回帰、海外進出まで――。各社が見据える2024年はいかに。



KEY pro
CEO/プロデューサー
城殿裕樹

クオリティとクラフトの強化

制作費がどんどん下がっている中で、「安かろう・悪かろう」にならないように。アイデアや提案を常に心がけて、予算の範囲内でどうやってクオリティを上げていくかという点に引き続き注力していきます。特にクラフトはスタッフの皆さんの協力がないと上がっていきませんので、プロダクションとしてリスペクトを欠かさないようにしています。広告として視聴者の記憶に残ることが、結果としてクライアントのためになると思っています。

広告業界内のパートナーシップの醸成

未だに広告業界には古い体質も残っています。コンプライアンスが叫ばれている昨今、受発注の関係から起こりがちな問題の解決には、パートナーシップが欠かせません。そのために、当社が意識的にやっていることは、広告会社に対しては、見積もりの透明性を上げること。スタッフに対しては、相手の立場に立つホスピタリティを忘れないこと。いずれにせよ対話を増やし、お互いの立場からしっかり話す時間を設けることを大事にしています。

社員に合わせた働き方と生産性強化

プロダクション業界に優秀な若手が入ってこなくなっています。ものづくりは楽しいと思ってもらえるように、働き方をアップデートできるように意識しています。具体的には、子どもがいる親への家事育児支援ヘルパーの全額補助や、朝活手当(朝9時前の出社に対して朝食代を補助)や趣味手当(月3万円まで)などを充実させたりしています。さらに、明確な報酬・評価制度も社員のモチベーションを上げていると思います。




博展
執行役員/チーフクリエイティブオフィサー
南 正一郎

体験の謎を解き明かす

“体験”は、人が生きていくうえで必要不可欠な要素であり...

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「CM表現」を再考するデバイス多様化時代 監督たちの挑み方

2024年を迎える今、CM制作のクラフト部分を担う映像監督たちはどんなことを考えているのか――。タイムパフォーマンスを重視する視聴者たち、映像フォーマットの多様化、オンライン動画が担うべき役割の目まぐるしい変化、広告か否かの境界線の曖昧さなど、数々の課題を抱える中で、変わってきたこと・変わらないこととは。また、クリエイティブ制作においてどんな役割を担っていくことでよりよい社会をつくることに繋がるのか。話題のCMの演出を手がけている気鋭の監督の声のほか、主要制作会社のトップ・責任者による2024年の戦略と方針もあわせてお届けします。