システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

2024年広告主がクリエイターに期待すること

実写版テレビドラマも公開「ハジメとケンとセツ」次なる展開は?

  • 一建設

2022年11月にスタートしたはじめ建設のWeb動画「ハジメとケンとセツ」。「ハートフルハイスピードドラマ」をコンセプトとし、23年には第二弾のWeb動画、シネアド、電車の広告ジャック、実写ドラマ化などを実現。2024年はさらなるメディア展開とエリアに特化したアプローチを探っている。

念願かなって2年ごしの実現

「ハジメとケンとセツ」の第一弾(第1話~6話)は、2022年11月に公開。

双子の兄弟である「ハジメ」と「ケン」、近所に住む同い年の「セツ」の三角関係が描かれた。

その第1~6話と「総集編」のYouTubeでの再生回数は、計560万回以上(2023年11月時点)。SNSで話題となった。

そして2023年11月には、第二弾として第7話から12話が公開された。3人のほかに謎の男「サントス」が加わり【四角関係】に。そして物語の最後には、思いもよらない展開が訪れる。

映像は『キャプテン翼』の作者である高橋陽一さんが監修し、作画も『キャプテン翼 KIDS DREAM』などを手がけた戸田邦和さんが担っている。

「初めて『ハジメとケンとセツ』の提案を受けたのは2020年のこと。これはウケるだろうなと、どうしても気に入ってしまって。ただそのフェーズで打つCMとしてはさすがに攻めすぎていた。その後約2年かかってようやく実現できました」と話すのは、一建設の経営企画部部長江角大樹さん。同社の広告・広報領域を担当し、広告ではメディアプランニングとクリエイティブの両方を担ってきた。同社では2018年からテレビCMを展開している。当時はまだ、企業認知の拡大、イメージ醸成の段階だった。その後19年4月から俳優の田中圭を起用した「マジメはじめ」シリーズを、22年8月から「いい人生にちょうどいい家を」シリーズを公開してきた。

「ブランドのイメージが伝わってきたところで、そろそろインパクトを重視したものを打ちたいと思っていました。それに当時はまだ"いち"建設と読む人もいて。社名の印象付けも必要だと考えていたんです」。

そこでついに、「ハジメとケンとセツ」の案の採用に、経営層からも承諾を得ることができた。「最初の提案をしてくれたのも、その後の先述のテレビCMを手がけてくれたのも、どちらも電通東日本さんです。当社を理解してくれているので、クリエイティブは基本的に信頼してお任せしています。ただ『こうした方がもっと楽しそうですね』といった感じの意見は言うようにしています」(江角さん)。

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

2024年広告主がクリエイターに期待すること

いつもクリエイティブ面で活気のある広告主は、広告会社やクリエイターたちにどんなオリエンテーションを実施しているのか。2023年、広告活動を新たに始めた、または例年以上に注力をした企業・ブランドはクリエイティブに対してどんなこだわりを持っているのか――。今回は企業の広告宣伝関連の責任者、ブランド・事業責任者らにインタビュー。率直に「今、クリエイターに期待すること」をテーマに話をうかがいました。手段や表現、接点が多様化する中、またこの1年で従来の業界慣習なども変わりつつある今、どのようなアイデア、企画実行力が求められているのでしょうか。間もなく2024年を迎えるにあたり、考えていきます。