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AIの民主化で際立つ人間・文化の視点 世界のクリエイティブ

海外アワードに見るAIとの共創の可能性/カンヌ現地での注目トピック

カンヌ現地での注目トピック

阿部光史
ガリアーノインスピレーションズ エグゼクティブクリエーティブディレクター

会場で配られた『Camp(ai)gn』カンヌライオンズの会場で配られた雑誌『Campaign』はタイトルからCamp とgn が消えて「ai」となり、特集のタイトルは「神よ、それ(AI)は我々から仕事を奪うのか?」だった。しかし私はそうは思わない。AI も独りで考えることはできず、人間がプロンプトを入力する必要がある。自動車を使いこなすのに一定期間の学習が必要なことと同様に、AI の使い方をしっかり学んで使いこなせるようになるクリエイターと使えないクリエイターに分かれていくだろう。(阿部光史)

会場で配布された『Camp(ai)gn』、「グローバルクリエイティビティ」特集号。


「Voice of Creativity」

佐々木康晴
電通 統括執行役員/チーフ・クリエーティブ・オフィサー
Spikes Asia /ブランドエクスペリエンス&アクティベーション・クリエイティブコマース部門(審査委員長)

今年のカンヌライオンズで、長久允監督・プロデュースによる「Voice ofCreativity」というミュージカル形式のセミナーを電通が主催した。Voice とは、意志や愛や熱みたいなもの。これからのつくり手はVoiceを持つことが何より重要。Voice があるから、AI にはつくりだせないオリジナルな、人に強く作用するアウトプットが生まれる。他のセミナーはAI 側の話だらけだったが、その2023 年に「人」側の話ができたのは良かったかも、と思っている。ぜひチャンスがあったら再演したい。(佐々木康晴)

長久允監督、ダンサーのアオイヤマダさん、作曲家 白戸秀明さんがパフォーマンス。


特許合戦の前哨戦真っ最中?

井口理
電通PRコンサルティング 執行役員/チーフPRプランナー

Accenture Song のセミナー「SongSimplifies ...

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この記事が含まれる特集

AIの民主化で際立つ人間・文化の視点 世界のクリエイティブ

生成AIの活用シーンの広がり、それに伴うクリエイターの役割の変化などが日々議論されています。テクノロジーとクリエイティビティの関係も変わりつつあり、大きな転換点を迎えつつあるともいえます。そのような状況下で、世界のクリエイティブの流れはどこに向かっているのでしょうか。AIの民主化が進み、人間性(Humanity)や文化の視点が問われるようになってきた今。先ごろ結果が発表されたカンヌライオンズ、The One Show、D&AD、Clio Awardsなどグローバルの各種広告関連アワードの審査結果や入賞事例、現地に足を運び世界の潮流を捉えてきたクリエイターたちの声を交え、考えていきます。