
「博多まで18分」を強調し、移住のハードルを下げる。コピーには結婚・出産などのライフステージの変化に伴い、誰もが一度は体験する悩みをつづった。

広告は博多駅やバス停、バスの車内といった交通機関に出稿。通勤者に「仕事はそのまま、暮らしだけ佐賀に」と訴求。

特設サイトでは実際に移住した家族のリアルな声などを紹介する。
佐賀県では、2021年に移住促進プロジェクトのブランドイメージを刷新。移住という選択肢をより身近に感じてもらえるよう、移住者インタビューなどを行ってきた。2022年度は、隣県の福岡在住者向けに「仕事を変えずに佐賀に移住することもできる」という選択肢を表現した「お仕事そのまま」というコピーを掲げ、新たな広告を展開している。
県の移住支援室 平間光治さんによると、従来のプロジェクトでは佐賀県全域への移住を促進していたが、福岡県により近い鳥栖市と基山町に絞り込んで企画を展開させた。「最大のターゲットとなるのは隣県の福岡在住者ですが、県境を越えると考えるとどうしてもハードルが上がってしまいます。そこで博多まで約18分という...