新潟民放4局でリレー放送、ローカルテレビドラマで食の社会課題解決を

公開日:2022年12月19日

『炊飯道』のメインビジュアル。

ドラマ『炊飯道』。「すぃ範」の称号を賭け、主人公たちが「果たすぃ合い」に挑むストーリー。

11月13日、連続ドラマ『炊飯道ー南魚沼編ー』(全4回、各25分)の放送がスタートした。南魚沼市を舞台に、2人の大学生が架空の芸道「炊飯道」を極めるため奮闘する物語で、11月中に新潟放送、新潟テレビ21、テレビ新潟、新潟総合テレビでリレー放送された。手がけたのはSPOON 谷田光晴さん。制作費を自ら拠出した“自主制作”ドラマだ。

「企画やアイデアで社会課題にコミットすることをずっと考えていました。実家が米農家ということもあって、米の地産地消がすぐにでも必要な状況だという課題意識があったんです。そんなときに南魚沼市からコンテンツツーリズムの企画を依頼され、『制作費はいりませんから、“地元ドラマ”をつくりませんか?』と逆オファーしました(笑)」(谷田さん)。

「炊飯道」をテーマにしたのは、米を炊く行為の魅力を伝え、生活に取り入れるきっかけとするため。アートディレクションを担った今井彩花さんは「リアリティを持たせるため、絵巻物の表現から所作の美しさまで、細部を重視して隙のない作品にすることを心がけました」と話す。

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