
今回つくり手や広告主視点ではなく、「今まで『稲プー』を愛してきた人がいかに愛着を持ってくれるか」という視点で起案したと小渕さん。実際SNS上では「俺たちの『稲プー』がこんなおしゃれになっている!」と反響も上々だ。
「稲プー」の愛称で地元の人たちに親しまれている千葉市の「稲毛海浜公園プール」が、7月16日のリニューアルオープンに伴い新たなグラフィック広告を制作した。プールの営業期間中に千葉駅、船橋駅、西船橋駅でポスターとして掲出し、デジタル広告としても展開している。
1977年に開業し、2022年で45周年を迎える「稲プー」。公園内にはプールを含む複合施設が新たにオープンし、グランピング施設や海に向かってのびる桟橋も。「地元の人なら誰もが知る場所ですが、学生時代を最後に足が遠のいていた人も多い。ご縁あってお声がけをいただき、リニューアルを機にかつての利用者の皆さんにもう一度遊びに来てほしいという思いから制作しました」と博報堂ケトルクリエイティブディレクターの小西洋平さんは話す。
グラフィックはプールとビーチそれぞれの楽しみ方を1枚の絵で表す二項対立の表現を採用。同社プラナーの...