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物語の力で共感を呼ぶ 企業のブランデッドコンテンツ活用

父娘の日常から「書く」ことの本質的な価値を伝える

札幌市で書道教室を運営する「書峰社書道」は2月1日、創立70周年を記念した動画を公開。父娘のメッセージのやりとりを通じて「大切な想いを伝えるための手段」としての手書きに取り組む価値を伝える。

書峰社書道の創立70周年記念ムービー「伝わる文字は、手でしか書けない。」(4分53秒)。

「手書きで丁寧に書く」ことの意義

娘が父親へ「ありがとう」と手紙を書く姿を、見守る母親。しかし数年後、母は他界してしまう。ある日、父が出社前に慌ただしく夕飯のメモを残すと、小学生の娘が一言「お父さんの字、汚くて読めないし!」。父は妻の美しい筆跡を思い出し、自身も通信教育で硬筆を習おうと一念発起する。娘も書道教室に通い始めて1年経ち、ある日の朝、父が残したメモを見ると、丁寧な字で夕飯のメニューと「いつもありがとうな」のメッセージが添えられていた──。

この動画は札幌に本社を置き、書道教室を運営する「書峰社書道」が制作したブランドムービー「伝わる文字は、手でしか書けない。」だ。代表取締役の加藤世紀さんによると、同社は札幌市内を中心に約300の教室があり、子どもから大人まで1万人ほどが学んでいる。

制作の背景には、2020年度から小学1〜2年生に水書(水で書く書道)の授業が始まったことに加え、コロナ禍での会員数減や生徒が教室に通えなくなったという環境の変化がある。企画提案したクリエイティブディレクターの...

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物語の力で共感を呼ぶ 企業のブランデッドコンテンツ活用

企業が映像と物語を通じて表現する「ブランデッドコンテンツ」。2000年代以降、その手法が国内外で注目を集める中で、位置付けや表現も多様化しています。従来の広告とも異なる世界観で企業の意志を伝えるにあたり、クリエイターに求められている役割とは。実例を交えつつ、企画制作のポイントを考えていきます。あわせて、経済産業省が実施するブランデッドコンテンツ制作への補助金制度についても解説。最大1000万円の支援があることから、企業規模などを問わず制作のチャンスが広がっています。