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企業の意志を伝える ブランデッドコンテンツ

挑戦し続けるブラザーの姿勢をからくり装置で伝える

ブラザー工業は2月12日、プリンターやミシン、工作機械などの自社製品を組み合わせた巨大なからくり装置を制作し、その仕掛けが動く様子をとらえた動画を公開した。

ブラザー工業「ブラザーからくり」篇。

ブラザー社員とクリエイティブチームが一丸となって制作

縦・横約5メートル、高さ約4メートルで総重量約3.5トンの巨大な青色のからくり装置。青いスイッチを押すと、アルミ球が家庭用ミシン、レーザーマーカー、工作機械、カッティングマシンなど多様な製品でつくられたからくりの上を転がり始める。そして、最後には「こんにちは、ブラザーです。」の文字が印刷された紙が出力される。

ブラザー工業ではこれまでもテレビCMや新聞広告、デジタル施策を展開してきたが、若年層を中心にまだまだ社名が認知されていないという課題を抱えていた。

「動画の一番の目標は、社名認知を高めブラザーのファンになってもらうこと。その上で、2つ大切にしていることがありました。当社は、2019年に『あなたのブラザーでいたい。』というキャッチフレーズを策定しました。プリンター、ミシン、工作機械など多様な製品を提供するブラザーの姿を、1本の動画で描くことで会社としての一体感も表現したいという想いがありました。同時に、エンターテインメントとしても面白い動画にしたいと考えていました」とブラザー工業 CSR&コミュニケーション部 コミュニケーショングループ ブランド推進チーム シニア・チーム・マネジャー 岩田俊夫さん。

新東通信 プランナー/コピーライター 松下晃平さんは「ブラザーの社員の皆さんと一緒に汗を流し、一体感を持って進めていける企画がいいのでは」と考えた。「プリンター、ミシン、工作機械など各部門の担当者を巻き込んだプロジェクトチームで、からくり装置づくりにチャレンジしてみませんか、と。そして、ブラザーの商品で“からくり装置”をつくるという挑戦は、広告でありながらエンターテインメントとしても機能するはずです」。

社員全員に制作過程のドキドキ感を共有しようと、社内のイントラネットでからくり装置が組み上がっていく様子を12日間にわたり公開。撮影日までに装置が完成するのか...

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企業の意志を伝える ブランデッドコンテンツ

企業が映像と物語を通じて表現する「ブランデッドコンテンツ」が近年、国内外で注目を集めています。従来の広告とも異なる世界観で企業の意志や姿勢を伝えるにあたり、プロモーション動画との違い、そしてクリエイターに求められている役割とは。実例を交えつつ、企画制作のポイントを考えていきます。あわせて、経済産業省では今年度もブランデッドコンテンツ制作への補助金制度をスタート。最大1000 万円の支援があることから、企業規模などを問わず制作のチャンスが広がっています。