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和紙を原料とするアパレル企業 古川与助商店のこだわり

公開日:2020年10月25日

  • 河村朱美(古川与助商店)

アパレル素材の加工技術を持つ企業が和紙を加工した布のジャケットを製品化。BtoB企業の新規事業であり、また伝統的な素材の新たな展開として、国内外の注目を集めている。

さまざまな素材を細く裁断する技術が強み。

新作の婦人用ジャケットの素材はポリエステルと和紙だ。

写真のフィルムは2.5ミリ幅にカットした後、ゴルフ場の日除けシートになる。

和紙を原料に織った布のアパレル製品で注目を集める企業が滋賀県にある。古川与助商店は1935年、西陣織向けの金糸・銀糸の製造企業として創業。現在は、フィルムや不織布などを細く裁断し糸巻に巻き取る、マイクロスリッター加工という技術を柱に事業を展開している。同社代表取締役社長の河村朱美さんは3代目だ。

河村さんが事業を引き継いでしばらくした2008年前後から、顧客企業の工場の海外移転が本格化していった。「自社製品を持つことの重要性を痛感し、新しい取り組みを開始しました」と振り返る。新規事業を模索する中で、役に立ったのは...

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