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香取慎吾『20200101』他、注目のデザインの裏側

公開日:2020年2月26日

編集部が街で気になった様々なデザイン

BOOK
滝口悠生『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』

(NUMA BOOKS)

  • デザイン/佐藤亜沙美

滝口悠生さんの新刊は、単行本には珍しくソフトカバー。その表紙に使用されたのは、質感のある紙タッセルGAだ。そこにエンボス加工されたタイトルは縦書きではなく、なぜか横書き。そのタイトルを覆い隠すように貼られているのは、アルメニアの画家ゴーキーが描いた油彩画である。いろいろなものが濃縮された表紙だが、手にした瞬間に感じる、紙や文字の加工による質感の違いがなんとも楽しい。

本書は、滝口さんがアイオワ大学の滞在型プログラムに参加した際の日記だ。「タイトルを横書きにしたのは、アメリカの話なので文化的なギャップを出すため。日記だけれど小説のように文学作品として読んでもらいたい。一方で日記としての簡易的で刹那的な佇まいが欲しくて、ペーパーバックスのようなソフトカバーにしました」と、佐藤亜沙美さん。

実はこの本、デジタル印刷を活用し、同じデザインで異なるグラデーションの表紙を10タイプ制作した。「日記を読んだ人が受け取るものはそれぞれ異なると思ったので、感傷的な色からポジティブな色までを用意。表紙を選びたいと思って、書店に足を運んでもらえたら嬉しいですね」。

LOGO
キューサイ

  • 企画制作/Harajuku DESIGN Inc.
  • CD+AD+D/柳圭一郎
  • PR/西川美穂 …

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