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レンタカーに伝統工芸を取り入れ、移動時間を観光に

公開日:2018年8月15日

  • 鎌田 学

秋田県の伝統工芸の技術を用いて、車内を装飾した「ご当地レンタカー」。レンタカーで地域の魅力を発信するというアイデアは、どのようにして生まれたのか。

ハンドルとコンソールパネルは、鎌倉時代から約800年続く伝統工芸「川連(かわつら)漆器」(漆を塗布した木器)、ウインドウスイッチパネルは「樺(かば)細工」(山桜の樹皮を使ってつくる木工品)、シートや天井は「秋田八丈」(草木染の高級絹織物)が使われている。

「クルマ×観光」で事業を発想

秋田県の伝統工芸で車内空間を贅沢にしつらえた「AKITAご当地レンタカー」が、2017年8月にスタートした。運営するのは秋田市で中古車販売などを営む企業ドラグーンだ。

同社がレンタカー事業に参入したきっかけは、2015年に社長の鎌田学さんを県の伝統工芸である川連漆器の若手職人が訪ねてきたことにある。「職人さんたちは、川連塗りを用いた自動車の内装部品を考えていて、事業化の可能性を相談されたんです。しかしその時点では、どうすべきか、判断がつきませんでした」と鎌田さん …

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