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フラワーアーティスト・篠崎恵美さんが選んだ4冊の本

クリエイターのオフィスを訪ねると、よく見かける、大きな本棚。忙しい仕事の合間に、クリエイターたちはどんな本を読んで、どのように仕事に生かしているのか。今回はフラワークリエイターの篠崎恵美さんが選んでくれました。仕事や人生に影響を受けた本について聞きました。

『Wild Flowers』

Joel Meyerowitz(著)
(Bulfinch Press,U.S)

自分が、今のスタイルで花の仕事をするきっかけになった写真集です。

当時、花屋でアルバイトをしながら独学で花の勉強をしていました。洋書、花の本、図鑑、雑誌など、ありとあらゆるジャンルの本を読み漁っていたところ、タイトルに惹かれこの写真集に出会いました。

道ばたの花、花束を持った男性、花柄のワンピース、ショーウィンドウのイラスト、タトゥーなど、全て日常に溶けこんだ花たちが、写真家の目線で撮影された写真集。どんな花の作品集よりもぐっと惹かれ、世界がこんなに花で満たされていることに気づかされ、とても豊かな気持ちになったことを今でも憶えています。この写真集に写っていた花はどれも自由であり日常。人間が勝手にイメージして作り上げたものが花言葉だとしたら、私はあまり好きではありません。

私の作品や花束は“野生的”とよく言われることがありますが、やはり私は個性豊かで生き生きとした自由な花の姿が好きなんです。

自分の表現したいこと、伝えたいことを強く確信したキーマン的な作品です ...

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