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新しい広告主企業の新しい広告の使い方

話題性のある長尺ムービーでブランドを一気に立ち上げ

今年1月にリリースされたわりかんアプリ「paymo(ペイモ)」。リリースと同時に3分の長尺ワンカットムービーを公開し話題化を図るなど、ブランドの垂直立ち上げを狙った理由とは。

ブランドムービー第1弾「『paymo Table Trick』#スゴ技 #神業 #ワンカット #girl」。ほぼワンカットで撮影。音楽は江本祐介さんがトラックを、おかもとえみさんがボーカルを担当したオリジナルソング「それでいいの!」。(企画制作:PARTY+ギークピクチュアズ)。

アプリで割り勘、キャッシュレス新習慣をどう伝えるか

「ペイモ」は、飲み会やランチなどのさまざまなシーンの"割り勘"を簡単に行える個人間決済アプリだ。例えば、飲み会で幹事がレシートをスマートフォンで撮影し、アプリ上で支払額を参加者に通知すると、各自アプリ上で決済ができ、幹事のアプリにはその金額が計上される。

paymoを運営するフィンテックベンチャーのAnyPayは、Web 決済サービス「AnyPay」を昨年9月より提供してきた。サイト上でURLを発行して送ることで、Web 上で個人が簡単に集金や支払いができるサービスである。その中でも特に飲み会などの事前集金での利用が多かったことから、"割り勘"に着目して、アプリとして切り出したのがペイモである。

海外では割り勘用のアプリがある程度普及し認知されている国もあるが、日本で割り勘といえば、その場で現金を集めるのがまだ一般的だ。ペイモのプロモーションは、「友人とお金のやり取りをアプリで行う」という日本にこれまでなかった習慣を定着させていくチャレンジでもあった。

「何もない領域に新しい文化をつくっていくサービスだからこそ、通常のアプリのような、ネット広告を出してPDCAを回して…という手法だけでは、普及させるのは難しいだろうと考えていました」とAnyPay 取締役の日向諒さんは話す。日向さんは前職がネット広告会社のセプテーニで、アプリのプロモーション専門部署を立ち上げた経験を持つ。だが、ペイモはこれまでとは違う方法でプロモーションを考える必要があると感じた。

「スタートアップのアプリは小さくスタートして徐々に育てていくのがセオリーですが、LINE PAYやYahoo!ウォレットのような大手のプラットフォーマーもいる中で、割り勘に特化したアプリのペイモに注目してもらうには、新しい風を吹かせるような"登場感"が必要だと考えました。それに、海外の競合がいつ日本に進出してくるかもわからない。AnyPayである程度割り勘へのニーズは見えていましたから、今回は一気にプロモーションをかけてブランドを立ち上げてしまうべきと判断したんです ...

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新しい広告主企業の新しい広告の使い方

旧態依然とした業界に風穴を開けるように、さまざまな領域でスタートアップによるサービスや商品のアップデートが進んでいる。

一方で、大手企業による新しい業種・業態への新規参入も進み、各業界のプレイヤーの顔ぶれは変化している。そして、こうした各業界に生まれている“新しい広告主”による、広告コミュニケーションやブランディングも活発になってきた。

従来の広告表現や、制作手法、業界慣習などにとらわれず、新しい広告主たちは自由な発想と語り口で、広告活動に取り組んでいる。今回の特集では、広告界に新たに登場したこうした企業に、広告やブランディングに対する取り組みと考えを聞いていく。