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5階建てビルを一棟借り、自分たちで大幅リメイク――Three & Co.のオフィス

3階グラフィックチームのワークスペース。書棚の本はジャンル別ではなく、高さ別に収納。資料をスピーディに探し出すために編み出した並べ方という。

福森正紀さん率いる大阪のグラフィックデザイン会社Three & Co.は2013年より大阪の北エリア美術ギャラリー街の中にオフィスを構えている。5階建てのビルを一棟借りし、自分たちで大幅にリメイクし完成させた。普通の建築資材は一切使っていないという。いい素材を使っていい建築家に頼めばいいものが上がってくるが、クリエイティブを売り物にする会社だからこそ、「自分たちのアイデアと一手間で、ここまでできる」とオフィスでも表現したいと考えた。「本来は床にしか使われない板材を壁に使ったり。そんな話が取っ掛かりになり、自分たちのデザインの作り方を伝えていけるのがいい」(福森さん)。

2階はミーティングスペースで、3階がグラフィックデザイナーの、4階がWebデザイナーのワークスペースになっている。ワークフロアの中にも打ち合わせに使える場所を適度に設け、社内に自由に使える場所を多く用意している。「作業が一人のモニターの中で完結しないようにしたいんです。気分を切り替えやすいよう、会議室を開放したり、他のスタッフと話しやすい環境を心がけています」。棚の資料を素早く探し出せるよう「高さ」で揃えてあるというのも、デザイン事務所らしいエピソードだ。

ミーティングスペースのこだわりは「椅子の高さ」だという。「あえてかなり低い椅子をチョイスしています。低い椅子に座ると、人はリラックスする。肩肘はらず打ち合わせができるんです」。よいアイデアを導く工夫が随所に凝らされている。

オフィス外観。「3」の文字が夜はバックライトで浮かび上がる。

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