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DIRECTOR'S WORKS

ハイスピードカメラで「軽さ」を表現する「LAVIE Hybrid ZERO」CM制作の裏側

  • 山部修平

あの話題のCMの演出やキャスティングについてディレクターにインタビュー。今月は、ふわりと武井咲さんが宙に浮く映像が印象的なNEC LAVIEのCMを制作した山部修平監督に聞く。

01 「Floating World」篇 演出コンテ

「軽さ」の演出を追求し
生まれた撮影方法

世界最軽量をうたう「LAVIE Hybrid ZERO」のCMでは、これまでもさまざまな形で軽さの表現が追究されてきた。最新の「Floating World」篇では、撮影用ロボットアームを駆使したハイスピード撮影を行い、武井咲さんがふわりと空中に浮く、無重力状態のような世界観を演出している。

このCMの演出を担当した山部修平さんは「とにかく『軽さ』を感じてもらうためにCMの全編を通して、どこを取っても浮遊感のある映像にしようと考えました」と話す。人間が飛んだり、落下する瞬間のハイスピード映像は既に多く存在するため、今回は今までにない「浮遊する世界」を表現しようと考えたという。

企画段階でハイスピードカメラを使うことは決まっていたが、加えて、ロボットアームを使うことを提案した。「ハイスピードカメラは美しい映像が撮影できますが、絵がやや平面的すぎる、グラフィカルすぎると感じていました。『軽さ』を表現したいのに、画が硬くなりがちなんです」。

これまでもハイスピードカメラの撮影で映像に動きを出すため、カメラをあえて手持ちで乱暴に振るなどの試みをしてきたが、今回はロボットアームを使うことで、安定し計算されたカメラワークが実現。「優雅でIQの高い『軽さ』が表現できた」と感じている。

一方で、人物の吊りや …

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