
01 スタジオ内観。元町工場の躯体を生かしてリノベーションした。ロフトはリノベーションした際に新たに設置したもの。天井を照らすクラブ風のカラフルな照明は、照明一体型のブルートゥーススピーカーから照射されている。カメラマンゆえに照明にはこだわりがあり、スタジオ内にはさまざまな種類の照明が設置されている。

02 スタジオ外観。2階は事務所として使用。
03 大きな両開きの扉も特注で制作。素材は什器と同じく木と鉄で統一している。
04 ミーティングスペース。テーブルや椅子などの什器は兵庫で鉄工具の輸入・製造を手がける友人に依頼し、オリジナルで制作してもらった。
東京 不動前の閑静な住宅街にたたずむ、一見昔ながらの町工場。その中は、写真家の皆川聡さんのスタジオだ。天高のある程よく開放的な空間の中に、打ち合わせスペースやメイク用ブースなどがコンパクトに収まっている。元工場らしい雰囲気を残しつつ、照明などでポップな要素を取り入れ、心地よい空間を作りあげた。「前の事務所も不動前で、最初は近所で事務所用の広めの物件を探していたんです。けれど、この工場を一目見て、『ここをスタジオにしよう!』と思い立ちました」。
かつてロンドンで仕事をしていた時 …