SXSW出展レポート:メーカー以外もものづくりする未来に向けて

公開日:2015年5月21日

07 展示ブースの様子。

グループで3ブース
計7種類のプロダクトを出展

博報堂グループでは、「スダラボ」「monom(モノム)」(博報堂)、「HACKist(ハックイスト)」(博報堂アイ・スタジオ)の3プロジェクトとSIXのLyric Speakerがトレードショーに出展。3ブースを使い7種類のプロダクトを展示した。HACKistは昨年に続いて2回目、スダラボとmonom、SIXは今年が初の出展になる。それぞれからほぼ同時期に「出展したい」という希望があり、グループとしてまとめて出すことになったという。

博報堂アイ・スタジオ HACKistの望月重太朗さんは、出展の狙いを次のように説明する。「体験型のデジタルクリエイティブはこれまでも作ってきたものの、十分にアピールできる機会がなく、昨年SXSWへの出展を決意しました。このジャンルに精通した人たちからのフィードバックも得られますし、メディアにも露出できる。出展実績を作ったことで、クライアントへの認知も進みやすくなりました。こうした幅広い波及効果を実感し、2年目も継続することにしました」。

博報堂グループの出展物はいずれも、「コミュニケーションを提供するプロダクト」だ。monomリーダーの小野直紀さんは、「今後広告の形はもっと、ものやサービスの領域に拡大していく」と話す。そうなれば、メーカー以外の企業もものを作り、ユーザーにコミュニケーションを提供するようになっていく。その時応えられる企業になりたいと、monomを立ち上げたという。今回の出展物も、その思想を具現化したプロトタイプとして展示している。

スダラボの須田和博さんは …

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