デジタルコミュニケーションの価値を探る、リッテルラボラトリーの試み

公開日:2015年1月26日

2014年11月に開催された「Makers Faire TOKYO」で話題を集めた物件検索のための天秤型タンジブルデバイス「すごい天秤」。デジタルとアナログの絶妙なバランスのプロダクトだ。こうしたプロダクトが生まれた背景にはどんな考えがあるのか。

01 「すごい天秤」は、それぞれの条件の重さを認識させるためにロボット工学の技術を応用している。機械的に動くのではなく、自然な天秤の動きが出るよう演出している。カヤックと制作。

目に見えて、手で触れるプロダクト

真鍮を使い、重厚なデザインの「すごい天秤」、その機能は文字通り「天秤」である。住まいの希望条件と家賃などのおもりを置くことで、どのエリア・どんな条件であれば予算との釣り合いがとれるのか、試すことができる。「え?天秤で不動産探すの?という驚きや体験は、プロダクトに必ず入れていきたい」と話すのは、不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営するネクストの研究・開発部門リッテルラボラトリーユニット(以下 リッテルラボ)ユニット長 秋山剛さん。リッテルラボは2013年に、「不動産探し」の新しい形を考える研究・開発部門としてスタート。以来、部署としての売上は持たずに ...

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