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技法よりもニーズよりも、「好き」を追求させる

公開日:2014年12月18日

映像ディレクター菱川勢一さんのゼミに、映像以外を専門とする生徒ばかりが集まるのはなぜだろう?クリエイティブ・ゼミ訪問の第4回目は、そんな謎を持つ菱川ゼミを紹介する。

01 研究室内にて菱川ゼミの集合写真

「基礎デザイン学科っぽくない。とにかく放任主義。放置…」。菱川ゼミの生徒に、ゼミの印象を尋ねると、冒頭のような言葉が返ってきた。菱川勢一教授に聞くと、放任主義のスタイルは就任してから6年間貫き続けているそうだ。「生徒には、“自分の好きなことをやろう”とだけ言い続けています。そして、好きなことは自分で見つけるしかない。だから、放任するんです」。

菱川ゼミの方針は学科でも有名で、ゼミには“自分の好きなこと”を追求するべく、在学中に起業したり、プロの漫画家になったり、風船づくりを究めたりといった生徒が集まってくる。菱川さんの専門は映像だが、毎年10名前後のゼミ生の中で、映像制作を志望するのは1~2名だ。「専門外でも構いません。正直、風船を作りたいと言われても、作り方は分からないですよ。でも、風船づくりが好きと言われたら、そこに反論するのは野暮ですし、好きは強くて深い。好きだからこそ、面白い物ができるんです」。

もちろん、好きな物がすぐに見つからないゼミ生もいる。そこで ...

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