『指を置く Putting finger』

佐藤雅彦、齋藤達也(著)
(美術出版社/2,700円・税込)
佐藤と齋藤は「指とグラフィックデザインの新しい関係」を探求してきたという。その中で生まれた表現が本書。読むだけではなく、タイトル通り指を置かないことには、この本の全貌をつかむことはできないだろう。
『デザイン・イノベーションの振り子』

田川欣哉、渡邉康太郎、緒方壽人(著)
(LIXIL出版/1,944円・税込)
デザイン・エンジニア、建築家など多彩な顔ぶれを擁するtakramが上梓。デザインとエンジニアリング、ものがたりとものづくりなど、2つの領域を行き来する「振り子の思考」を多数の図版と日英2カ国語で解説している
『仕事。』

川村元気(著)
(集英社/1,512円・税込)
映画プロデューサー川村元気さん初のビジネス本。ほとんどの時間を仕事で過していくのなら、人生を楽しくするための仕事がしたい。仕事で世界を面白くしてきた山田洋次、沢木耕太郎、糸井重里ら12人との対談集が、仕事観を変える。
『天野祐吉対話集 さよなら広告 さよならニッポン』

天野祐吉(著)
(芸術新聞社/1,728円・税込)
「広告批評」を中心に、各誌の誌面で繰り広げられた対話から14編をまとめた本著。糸井重里さんや仲畑貴志さんらとの対話も読める。「すぐれたヤジは閉塞した状況を切り開くんだ。」という天野祐吉さんの言葉に励まされる人も多いのではないだろうか。
『デザインの場所』

河北秀也(著)
(東京藝術大学出版会/4860円・税込)
iichikoのCMや交通広告を30年あまり手がけてきた河北秀也さん。世界各地で撮影をして出会った人たちと会話する中で、見えてきた「デザインの在り方」をiichikoの写真とともに綴るエッセイ集。
『にほんのきれいのあたりまえ
新しいくらし方をデザインする』

きれいのデザイン研究室(編著)
(フィルムアート社/1,404円・税込)
日本人が当たり前のように、習慣にしていること。例えば、「時間通りに電車が来る」「布団をきちんと畳む」など。「きれい」とは何か?について各分野で活躍する計14名があたりまえだった「きれい」を深堀りしていく。