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[PR] インスピレーションを得られる、 おすすめのマンガは何ですか?

公開日:2014年10月09日

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あの人はどう考えているの?その時もっとも気になる質問に対して、複数のクリエイターに回答していただくコーナーです。

Q.インスピレーションを得られる、
おすすめのマンガは何ですか?

STEVE NAKAMURA(すてぃーぶ・なかむら)

アートディレクター

A.DAREDEVIL 「Born Again」1986/フランク・ミラー

僕がアメリカで過ごした子ども時代(80年代)は、米マンガ史におけるダークヒーロー時代の幕開けと言われています。その筆頭が、『DAREDEVIL』です。超人的なセンスを持った盲目のスーパーヒーローで、物語は現実に起こっているバイオレンス、強奪、政治、セックス、ドラッグなどの問題を扱っています。典型的にまじめだった主人公が、「BornAgain」シリーズから、物議を醸すようなダークヒーローに変化するのがとても印象的でした。子どもながらに人のダークサイドを知ることになった作品です。

前田ひさえ(まえだ・ひさえ)

イラストレーター

A.プレイボール/ちばあきお

マンガはどこかに文学的な気分があるものが好きです。『プレイボール』は子どものころから何度も読み返しているマンガで、主人公谷口くんの無口で内省的キャラクターが秀逸。特に盛り上がりがあるわけでもなく、たんたんとひたすらつづく野球の描写はもはやエリック・ロメール的で、地味な努力をかさね、時にはゆずれない頑固さを発揮しながら、弱小野球チームが強くなっていく成長物語は教養小説のようです。読むたびに勇気が出ます。

斉藤賢司(さいとう・けんじ)

ホンシツ コピーライター

A.ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~
/吉本浩二(イラスト)、宮崎 克(原著)

アシスタント、マネージャー、担当編集者らの証言に基づく、ノンフィクション漫画。「漫画の神様」が面白さを諦めないあまり生まれる、ありえないほどの粘り・無理・迷惑・狂気の現場のエピソード集です。「神様がここまでやるなら自分のような凡人はとりあえず徹夜しないといけないのではないか…」という気にさせられてしまうオソロシイ漫画です。その無茶っぷり、「これはあのCDと同じだ!」と思い当たる人が誰でも一人や二人必ずいるはず。

大来 優(おおらい・ゆう)

電通 アートディレクター

A.名探偵コナン/青山剛昌

コナンはいろんなヒントからどんな難事件も解決していきます。
わたしの普段の仕事に通じるところがあるのかもしれません。
急に降りかかる難事件、密室での打ち合わせ、時にそのこたえが複雑だったり、壁がいくつもあってめげそうになることもたくさんありますが、コナンが言ってました。
真実はいつもひとつだと…。

望月重太朗(もちづき・じゅうたろう)

博報堂アイ・スタジオ インタラクティブ・クリエイティブディレクター

A.地獄甲子園/漫☆画太郎

漫☆画太郎先生の最高傑作「地獄甲子園」。この全三冊に、あらゆる画太郎ワールドが小宇宙の如く詰まっている。繰り返されるコピペ、他作品のオマージュ、マンガの途中に突如差し込まれる別エピソード、明らかな手抜き、そもそも野球関係ないし…という、およそ考えられる混沌の全てがここに描き記され、読み終えた暁には心も思考もリセットされる事でしょう。絵柄や作風が元で敬遠しているそこのアナタ、読んでから文句言えバカヤローーーッ!!!

こやま淳子(こやま・じゅんこ)

こやま淳子事務所 コピーライター

A.ガラスの仮面/美内すずえ

この作品のなかの演劇論って、コピーの仕事にも言えることが多いように思うんです。「心(考え方)が先にあって、言葉と動き(表現)がある」とか「人のマネをするだけじゃダメ。そこに自分がないと」とか、技術的な上手下手も大事だけれど、お客さんを魅了することが何より大切という考え方とか、いちいちコピーにも通じるなあと。マヤがよくやる意外な「オリエン返し」も、アイデアの出し方の参考になるかも。しかし完結するんですかねえ、このマンガ。