ポップカルチャーを探求する台湾人アーティスト

公開日:2014年9月28日

ガーディアン・ガーデンが主催する公募型アワードの「1_WALL」。そのグラフィック部門で今年グランンプリを受賞したアーティストは、台湾人のLee Kan kyo さん。東京のグラフィック制作会社に勤務しながら、個人でアート活動を精力的に行っている。

01 408種類の缶バッチ「あの子のバッチ」
第10回グラフィック「1_WALL」展グランプリ作品。

日本のポップシーンを探求する台湾人アーティスト

台湾生まれのLee Kan kyoさんが日本で暮らし始めたのは、7年前のこと。森山大道さんの写真や日本のポップカルチャー好きが高じて、台湾のアートスクール卒業後、東京へ。語学学校で日本語を習得後、編入した東京造形大学では、グラフィックデザイナーの故秋田寛教授に師事した。「台湾では、写真やPCを使ったグラフィックなどを学びましたが、秋田先生には手を動かして描くことを基礎から指導してもらいました」。

カメラやコピー機といったデジタル機器を使わず、あえて ...

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